さらに重要なことは、これまで述べたように、採卵という手技は劇的なまでに簡単にできるようにはなりましたが、局所麻酔や静脈麻酔などもしばしば用いられます。

採卵というのは厳密には「手術」なのです。

*今日は、いよいよ採卵です。

朝の8時までに来院してくださいとの指示がありましたので、主人とふたりで出かけました。

受付に行き、すぐに待合室で待つように指示され、約10分後に私だけが別室に入るようにいわれ、手術着に着替え,待機しました。

それから約10分後に採卵室に入り、約5分で採卵を終了しました。

私が採卵をしてもらっているあいだに、主人は「採精室」で精液を採取したそうです。

精液の検査には1時間30分ほどかかり、検査結果が思わしくなく,再度、採精を指示されたそうです。

主人が2回目の採精を終わったころ、待合室で主人と合流しました。

それからしばらく는、採卵を担当してくださった先生の診察室に呼ばれ採卵の結果を聞きました。

前日のエコー検査では卵巣内に6つの卵子が認められたと聞いていましたが、採取できた卵子は全部で4つ、そのうち3つは受精に適さない卵子だそうで、1つは大丈夫ということでした。

何故、6つのうち4つしか採取出来なかったのかを聞くと、あとの2つは卵巣の中でも非常に採りにくい位置にあったからだそうで、リスクを避けるためだという説明を受けました。

そのあと,主人の2回目の精液検査結果が出たころ、培養についての説明を受けました。

1回目よりも2回目の検査結果のほうがよかったそうで、良好な精子と奇形や運動率のよくない精子とを振り分けて、顕微授精をしなくてもたぶん、大丈夫であろうとのことでした。

しかし、自然に受精しない場合は顕微授精をする可能性があることを説明されました。

そして、翌日無事、受精したとの報告を受けました。

しかも、顕微授精ではないとのことでした。

今回、この受精卵は凍結保存し、次の生理周期でまた採卵をおこない、その後移植の予定です。

今回の採卵は無麻酔だったのでさすがに痛みをともないましたが、そのあとは出血も少なく、痛みも短い時間で弱くなりました。

まだ、これから乗り越えなくてはならないハードルはたくさんありますが、ひとまず安心しました。

私がここで強調したいことは、もし体外受精などをおこなうのであれば、その医療機関に常勤の医師が複数存在するかどうか必ず確認してほしいということです。

たとえば、良心的な医療機関では、採卵に際して1名の医師が卵子の採取を担当し、もう1名の医師が麻酔を担当するという役割分担がされています。

あなたがここで体外受精を受けようと考えている医療機関のこうしたシステムが,どのようになっているのか確認しておくことは本当にたいせつだと思います。

ここでいう医師とは、常勤と書いたように、いつもその医療機関にいるのかど1かということがたいせつです。

なかには、別の病院から週半日51日のアルバイトで来ている医師や、すでに第一線から退いている医師を、スタッフとして明記している医療機関もあります。

あなたの身体を、そして運命を預けることになるわけですから、そこで安心して治療が受けられるかよく考えてください。

私の知る限り、高度生殖医療の成績のよい医療機関には必ず2名以上の常勤医がいます。

ある婦人科医の指摘である「医師ひとりでおこなえる不妊治療は人工授精まで。ベジママで行える妊活は体質の安定まで」という考え方を私は支持します。

IVFLesson6・常勤の医師が2名以上いるか必ずチェック!